渡辺式学習支援とは?

なぞり書きはしない渡辺式学習支援


渡辺式学習支援は、

①なぞり書きはしません
②鉛筆は持ちません
③1+1は教えません
④鏡文字は気にしません
⑤ひらかなから教えません


等の特徴があります。これらは全てに意味があるので、一つずつ解説しますね。

①なぞり書きはしません





渡辺式学習支援でなぞり書きをしない理由は、

・はみ出しが気になる
・それにより癇癪を起こす
・なぞるに夢中になり何を書いているのか理解が進まない


ためです。

そのため、渡辺式学習支援では1年生でもお手本の字を見て真似て書くことから始めます。

②鉛筆は持ちません





渡辺式学習支援で鉛筆をもたない理由は、握る力が弱い発達障害のお子さんに鉛筆をもたせると、握ることを頑張てしまうため、長い文章が書けなくなるためです。

そのため、渡辺式学習支援では筆圧がいらない「ホワイトボードマーカー」を使って学習を進めています。

③1+1は教えません





渡辺式学習支援で1+1を教えない理由は、増える・減るの学習は紙に書いてある数字ではなく、お手伝いや実体験を通して学ぶことで定着するからです。

例えば、

・コップに牛乳注ぐと牛乳が増える。飲むと減る。

・クッキーが5枚あって、1枚食べたら4枚になる。妹に2枚あげると残りは2枚で、お母さんが3枚足してくれるとまた5枚に戻る。

という具合です。

発達障害のあるお子さんは、増える・減るの学習はプリントではないほうが学びやすいのです。

④鏡文字は気にしません





渡辺式学習支援で鏡文字は気にしない理由は、保育園・幼稚園の時に文字が鏡文字になってしまうお子さんも、1年生になると自然に直ることが一般的だからです。

そのため、お手紙や日記を鏡文字で書いてきた時には、鏡文字を指摘せずに文章をかけたことを褒め、また書きたい!今度はこれを書こう!という興味を促しています。

⑤ひらかなから教えません





渡辺式学習支援でひらかなから教えない理由は、ひらかなを全て学ぶ、その後カタカナを全て学ぶというのが実用的ではないからです。

知識としては、ひらかなを全て覚えてカタカナもすべて覚えるのが望ましいかもしれませんが、例えば、「フライパン」は日常的に使いますが、「ふらいぱん」は日常的に使いませんよね。

この場合「ふらいぱん」を学ぶのは後で良いのです。

渡辺式学習支援では、今必要なこと・日々使うことを優先的に学ぶため、ひらかなもカタカナも併用して学んで行きます。

「できることを増やす」を優先します


渡辺式学習支援とは、既存の学習方法にとらわれず、学ぶべきことを学びやすい方法で学び「できることを増やす」を優先する、発達障害・学習障害・自閉症・軽度知的障害のある児童・生徒のための学習支援です。

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