お母さんの知らない特別支援学級の実態

この記事をご覧のお母さんは、特別支援学級についてどれだけご存知でしょうか?

実は、特別支援学級と一言に言っても、

・知的障害
・自閉症・情緒障害
・肢体不自由
・病弱・身体虚弱
・弱視
・難聴
・言語障害


の7種の学級があります。

おそらく、みなさんが目にする機械が多い特別支援学級は、知的障害学級、自閉症・情緒障害学級の2つですよね。

広島市内にある特別支援学級もそのほとんどが知的障害学級、自閉症・情緒障害学級です。

参考:広島市内特別支援学級・通級指導教室の設置状況

中学校進学時に普通級に移る児童は全体の2割


これは、市のHPなどに記載されていませんが、実態として小学校で特別支援学級に在籍した生徒で中学校進学時に普通級に移る児童は全体の2割です。

そのため、ワークショップや講演会では、小学校の特別支援学級にお子さんが通うお父さんお母さんには、

・中学校も支援学級に行くのか
・中学校進学までに普通級に行くのか


を多方面から考えましょうとお話しています。

特別支援学級から普通級に移るチャンスは、

①3年生になる時
②5年生になる時
③中学生になる時


の3回あります。それぞれ理由がありまして、

①は、理科・社会がはじまる学年になるから
②は、算数で倍数約数について学ぶ、林間学校(集団行動学習)があるから
③は、全日制の高校への進学が視野に入るから


です。

※中学校で特別支援学級に在籍した生徒の全日制高校進学率は1割以下です。
※全日制の高校にいかないとアルバイト・ 一般就労をするのが難しい現実があります。


特別支援学級で学べることも多くあると思いますが、将来の学習・一般就労(アルバイト含む)を考えた時、普通級で学ぶということはお子さんの将来の選択肢を増やす大きな一歩になります。